青汁とは?青汁に使われる野菜って何?
健康ブームの影響もあり、青汁を飲んでいる方は年々増加しています。
青汁は今や、日本では非常に馴染みの深い健康食品になっているのです。
そんなに流行っている青汁ですが、「みんなが飲んでて良さそうだからなんとなく…」と何か分からずとりあえず飲んでいる方も多いと思います。
しかし、私は青汁を「苦くて飲みづらいもの」としてではなく、「栄養補給に優れた健康美容飲料」として、これから始めようか悩んでいる方々に飲んでほしいと思っています。
そのため、青汁の効果を説明する前にそもそも青汁とはなんなのかについて説明していきます。
そもそも青汁とは?
青汁は一言で言うと栄養価の高い緑黄色野菜を絞った汁のことです。
そんな青汁には1000年以上もの歴史があります。
青汁が生まれたのは平安時代だといわれており、平安時代に書かれた日本最古の医書「医心方」に、いくつかの植物の葉を利用した汁の記載があります。
これが青汁の起源だといわれています。
その後、1943年、第二次世界大戦中の食糧難からなる栄養失調の打開策として、栄養価の高いとされるケールを原料にした青汁が作られたのが、現在の青汁の原型となっています。
しかし、ケールは栄養価が高いものの非常に苦く、飲みづらいものだったため、大麦若葉・明日葉・桑の葉などが使われるようになりました。
TVで罰ゲームで飲まされたり、悪役俳優が「うーん!不味い!もう一杯!」てやってた頃ですね。
しかしこれらを単品、もしくは組み合わせて作られ、飲みやすく改良されているものが現在の青汁です。
要するに、青汁は現在の栄養を補う補助食品としての役割ではなく、主な栄養吸収手段だったというわけです。
そこから多くの改良が繰り返され、私達が日ごろ飲む青汁として、市場に出回っているのです。
青汁に使われる野菜
青汁の大部分を占める緑黄色野菜(ケール・大麦若葉・明日葉)それぞれの特徴を説明していきます。
自分の好みや抱えている悩みに合った青汁を選びましょう。
ケール
- 非常に苦みが強い
- ビタミンやミネラルをバランスよく豊富に含み、栄養価は野菜の中でも高い
- カルシウムが野菜の中でも特に豊富
- メラトニンによる睡眠の質の向上
- 美肌効果、便秘改善、高血圧予防、その他生活習慣病予防
ケールは栄養価が野菜の中でも高く、バランスもいいので栄養をしっかり摂りたいという方には非常におすすめです。
しかし、苦味が強いため、単体では苦くておいしく飲めない場合も。
はちみつなどを溶かして飲みやすくしてから飲むことをおすすめします。
大麦若葉
- ほのかな甘みで飲みやすい
- 食物繊維がケールより豊富
- 赤血球の材料である鉄が豊富で貧血予防
- 美肌効果、便秘改善、高血圧予防、その他生活習慣病予防
食物繊維が豊富なため、便秘や心筋梗塞糖尿病予防に効果が期待できます。
またほのかな甘味で飲みやすいため、青汁初挑戦の方にもおすすめです。
明日葉
- 食物繊維がケールより豊富
- 豊富なβカロテンとカルコンによる抗酸化作用
- 造血作用のあるビタミンB12が豊富
- カリウムが豊富
- 美肌効果、便秘改善、むくみ予防、高血圧予防、その他生活習慣病予防
東京都の新島が主な原産地である明日葉は、野菜の中でもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な上、それらがとてもバランスよく含まれています。
また植物としては良質のタンパク質を含有していることがわかっています。
さらにカルコンというポリフェノールを豊富に含んでおり、ダイエットや、美容にも向いています。